37.2

心理職、休職中。

休職1日目・2日目

 

心理の仕事に就いて約2年半

それなりに実力もついてきたかな、なんて思っていた矢先に、

まさか、自分がメンタル不調で休職することになるとは。

 

せっかくなので、セルフケアがてら、できる範囲で体調と気持ちについて記録したい。

 

◎経緯について

年度替わりで人が抜け、通常業務二倍に加えてイレギュラー対応も激増。

パソコン開けている時間がないから記録が溜まる溜まる。

案件の多さに情報の整理が間に合わない。

職員間の打ち合わせもままならない。

ああでも、ここで専門職の自分がテンパってたら他の職員もしんどいよな、なんて自分の負担感から目を背けていたので、

セルフケアもままならないまま、無自覚にダメージは蓄積していた。

不全感と焦りと緊張感と、変な高揚感で年度初めから2週間ほど経った日。

昼休み、他職種のスタッフから「仕事も育児も、よく頑張れていますよ。」と言われたのをきっかけに急にストレスを自覚化してしまい、立て直せなくなった。

翌週半ば、朝から涙が止まらなく有給で2日休む。翌々週月曜、午前休でどうにか職場にたどり着くも現場に入れず更衣室で座り込んでいた所を同僚に発見される。

ボロボロ泣きながら、同僚や先輩によしよしされ、心理士でもある上司と面談。

上司から、受診をすすめられ、今日に至る。

年度初めから本日まで、たったの一ヶ月弱。

自分の変化のめまぐるしさに、自分でも戸惑っている現状です。

 

◎休職1日目

朝、ゆっくり息子を登園させ、10時にメンタルクリニック受診。

清潔ではあるが、狭くて暗く、古ぼけた感じの院内。

高齢の男性医師で、淡々と相槌と質問を重ねながら、ずっと万年筆で記録をとっていた。経緯、症状、生育歴等、30分ほど聞いてもらった。生育歴については特に時間を割いて話した。

癒された感じは無かったが、自分でも驚く程、負担なく冷静に状態を語れた気がした。

うつ病の診断と、一ヶ月の休職の指示が出た。処方は、軽めの睡眠導入剤のみ。

自分的には、業務量の見直しと、頓服と、せいぜい1・2週間の療養で復帰していく方向かなと予測していたので、医師の診断は意外だった。(正直、今でも、その見立ての理由を知りたいところ…。)(「適応障害じゃないんですか?」とか思わず聞いちゃったよ。)

診断書を貰って、次は二週間後の受診。

ただ、嫌ではなかった。むしろ、思っていたより自分は大変だったのかもしれないと、認めるきっかけになったし、目に見える形で大事にされた感じもした。

その後、上司に報告の電話。駅ビルで旦那の誕生日プレゼントを選びたかったけど、欲しいものもわからなかったし疲れたので早めに自宅最寄り駅に戻る。

息子の園の懇談会に出席し、帰宅。

人とのやり取りは普通にできるが、行動に関してはかなり消耗が早く、立ったり動いたりがしんどい。座って休憩をこまめにとらないときつい。

食事:ゼリー飲料、味噌汁、白米少し、赤魚少し

 

◎休職2日目

旦那が休みで家にいたので、午前中は育児をまかせて布団で休む。

起きると、コンロの火がつかないと報告があったので五徳やガステーブルの掃除をした。えらい。

昼頃、誕生日プレゼントはなにが欲しいか聞くと「焼き肉か甘いもの」と言う。

昼食に、デザートビュッフェ付きの焼き肉ランチを食べに行く。

焼き肉ランチ7割、デザート2皿食べる。

午後はショッピングモールにプレゼントを買いに行く。息子が旦那のために魚釣りゲームを購入。

職場の労務と電話。あちらも年度始めで超多忙なのにめちゃめちゃ恐縮した感じの口調でむしろ申し訳なくなる。

夕方、再び布団で1時間程度休む。

夜、お好み焼きを作る。息子がよく手伝ってくれる。5〜6枚焼き、自分は1枚食べた。

息子を風呂に入れ、どろんこの洗濯物と格闘しながら久しぶりに顔パックをした。

 

 

からだ:30点。動ける。でも疲れやすい。食欲は普段の半分以下。

気持ち:40点。穏やかで起伏は少なかった。同時に、家族に対し思いやった気持ちにもなれなかった。意欲的にもなりづらかった。ふと、自己否定的な言葉が湧いてくる。

行動:40点。ガスコンロの掃除、外食、買い物、どろんこの洗濯、夕飯作りができた。休暇中になにしようかな、と、ジグソーパズルをネットで選ぶくらいはできた。ついでに母の日の贈り物もすこし調べられた。労務に電話もできた。でも自分の主体性はあんまりなくて、家族の動きや要望に乗っかったかんじ。午前と夕方に休息は必要だった。

 

今の考え

職場の人から、心配の連絡が入る。「他の皆さんに比べたら大した仕事量でもないのに情けない。心理職なのにふがいない。迷惑ばかりかけて申し訳ない。抜け駆けみたいにこうして言ったもん勝ちみたいに休んでしまって、自分はずるい。」そういう思いを、相手に負担にならないようにどう伝えたら良いかわからなくてさらに考え込んでしまう。

ただ、心配してくれる人がいるのは有り難い。「ごめんなさいって言う必要は無いよ。」「今は休む時期だよ」って言ってくれる方が多くて救われます。

ここで一気に負担が行ったはずなのに、すごくケア的に接してくださる上司。

こまめに連絡をくれて、安心できるよう言葉掛けしてくれる先輩。

今日までのがんばりをとにかく肯定してくれる同僚。

電話越しに心配してくれる事務の方。

直接やりとりはできていないけど、休職以前から心配してくれていた職員さんは沢山いて、きっと今回の休職にも同情的な気持ちでいてくださっているだろうと思える安心感。

実際はわかりませんけどね。でもうちの職員さんたちなら、そんなに否定的な感じには思っていないんじゃないかなって、そういう信頼感はある。

だからこそ、早く調子戻して、復帰に向けて準備しはじめたいんだよな。