37.2

心理職、休職中。

休職9日目

 

旦那の発案で、昼から実家へ行った。

私の祖母、妹、甥っ子、息子、旦那、私の6名で、ガストでランチ。

実母は、体調が優れないと言うことで留守番。

(摂取できる塩分に限りがあるので、そもそも外食が難しい。)

頼んだものが来なかったり、違う物が来てしまったり、なんか店が全然回ってないみたいで大変そうだった。

祖母からの相談を聞く。実家に在宅の実母も祖母も、それぞれ叔父からそれなりの生活費をもらっているとかなんとか。

その分配の話し合いで気まずくなっちゃった、みたいなことを報告される。

叔父も高収入な人だから、叔父が同意してやっていることなら、なんだっていいのではと思うのが本音だけど。贅沢なトラブルだなあ。

うちが共働きで得る給料と、祖母と母が叔父から支給される額の合計、トントンくらいだもんな。

それでも、身内と一緒に食べる昼食は、心を許せるパーティーみたいで、どちらかというと嬉しかった。

午後は、実家の防犯カメラの設置をしたあと、息子を預けて旦那と2人で養鶏所にたまごを買いに行き、そのついでに近所の大型ホームセンターにジグソーパズルを買いに行った。

御木幽石さんのほのぼのした地蔵のイラストを、旦那がいたく気に入って、1000ピースの作品を購入した。

そのあと、フードコートで2人でアイスを食べた。

 

帰ってから速攻シャワーを済ませ、みんなでパズル。18時から22時までずっと没頭して取り組んでいた。

息子ははじめ、1000ピースの山をブルドーザーのミニカーでザクザクして遊んでいたが、熱中する両親の戦力になれない情けなさを感じたのか、まず自分の60ピースのパズルで修行に専念しはじめていた。

パズル、私の休職中の課題として購入したのに、旦那の方が夢中になっていた。

夕飯は片手で食べられるように、鮭わかめのおにぎりと、漬け物(息子はおひたし)と、マグカップに具沢山味噌汁。

息子も旦那も、かえって普段よりよく食べた。

漫画3月のライオンで、ジグソーパズルをイベント化していたシーンに憧れていて、今日少しそれを実行に移せたのが嬉しかった。

息子がもう少し大きくなって、戦力になる知能と体力がついてきたら、夜通しやってやりたい。

 

 

休職以来、なんだかんだ息子・旦那と一緒にいる時間が多くて、集中的に自分を休められている感じはしない。

でも、それ以上に、きっと自分1人じゃ得られない癒しを貰っている感じがする。

あたたかくて、嬉しくて、安心できるかんじ。

幸福な時間を壊さないために、穏やかで優しい自分でありたいと思う。

だからこそ自分の負の感情に振り回されないで済んでる。自家中毒に陥らず済んでる。

でも無理はしてない。今朝も午前中いっぱい、やりたくないことは全部旦那に放り投げて、自分は布団の中で本読んだりしてた。

 

身体面では、やっぱり眠れないし、食欲も戻らない。味わう事自体が億劫で、腹が減ると具合が悪くなるから、とりあえず何か口に入れてる。あとは付き合いで食べてる。気力の落ちに比例して顔色も悪い。でもそれを感じられるようになってよかった。休職前は、どうやって食を感じていたかな。空腹感は顕著で、やたら食べていたと思う。食べることで元気になれると思い込んでいたんだ。

精神面は、落ち込む時間が減ってきた。楽しいとか癒されるとか、そういう快刺激を察知して享受できるようになってきた。エネルギーを溜める感覚と、どん底から少し浮上する感覚がわかった。一方で、連休明けて家族との時間が減ったらまた落ちて行くんじゃないかな、なんて不安はある。まだ、自分でコントロールできると言える段階にはないけど、時々「最悪は切り抜けた。なんとかなるさ。」と楽観的な己も顔を出すようになったんだ。