37.2

心理職、休職中。

休職14日目

前回の投稿から日が空いてしまいました。

5月5日・6日は箱根に行きました。

5日は息子の希望でロープウェイに乗る予定だったけど強風で運休、かわりに彫刻の森美術館へ行きました。駅前でたけのこ蕎麦を食べたり、ホテルで貸し切り風呂を堪能したりしました。6日もロープェイ運休でリベンジならず。ユネッサンへ行き、2時間半くらい遊びました。

体調に見合わず、数分刻みのハードスケジュールでしたが、帰ってからなぜか頭がスッキリしています。温泉地ってパワースポット。

5月7日は、雨だったので家で過ごす時間が長かったです。息子を連れて小一時間散歩。虫や植物にいちいち足を止め、あれこれ発見していました。

矢車草を見て「ママの好きなお花。お家にもって帰ろう。」、たんぽぽを手折って「ママにプレゼント」と、本当に優しい子。

 

今日は、昼頃から息子を実家に預け、旦那と実家近くのコストコに日用品の買い出し。

息子の朝食用のパンと、湿気取りと、キッチンペーパーと、祖母から頼まれたガスボンベ。昼食に、180円の大きなホットドッグを食べた。

小一時間で用事が済んでしまったので、隣接のアウトレットモールを散策した。

普段は息子がいるのでゆっくり回れないから好機と思ったけど、入館直前になって気持ちのスイッチが切り替わり、憂鬱さでいっぱいになる。

多分、気疲れに加え、息子を預けた時の、実母の元気の無さが脳裏によぎったから。

モール内はそこらじゅう、母の日フェア。私は母のことを大事にしてやれているだろうかとか、母の現状の寂しさや惨めさを理解し救ってやれていないことへの罪悪感と焦燥感とかでいっぱいになる。

少しはしゃいだふりをして気持ちを上げていこうとしたが、制御は取り戻せず、ひたすら負の波と戦いつつ飲み込まれ続ける。

本当は、今すぐ帰りたい気持ちだったけど、もったいないので1時間ちょっとブラついた。

洋服や雑貨は大好きだ。もともとアパレルでバイトしてたから。なんならこのアウトレットもヘルプで何度か来たことある。

普段だったら、洋服の一着や二着、旦那にねだったのだろうけど、今日は気分がそれどころではなく、15時前にはもう限界で、何も買わずに帰った。

(ただFukusukeに売ってた、ピンク地にパンダ柄のボクサーパンツは、本当に可愛かった。旦那用に買えば良かった。それだけは地味に後悔。)

息子を回収して帰宅。ソファーで休憩する母を気遣って「魚釣りする?釣り竿は、黄色が好き?」「ママはタンクローリー好き?トミカあるよ?」など、あれこれ提案してくる息子。優しさに励まされ、多少回復。

息子は、コストコ購入品の小分けや、夕食の台拭き、配膳、下膳など、色々手伝いもよくやってくれた。お手伝いシールを5枚稼いで、今40枚溜まった。早く100枚溜まるといいね。

 

明日は久しぶりに平日。でも朝一で受診に行きたい。明後日は、職場の先輩と会う。

休職からここまで、なんだかんだ日中に6時間以上一人の時間を過ごせたのは1日程度。

誰かしらいる。一人になるなってことなのか?

 

明日の受診に向けて。

6時間以上まとめて眠れる日も出てきた。空腹感と食欲がちゃんと連動して、食事の摂取にも抵抗が減ってきた。必要な家事もできるようになってきた。ただ、外出してすこし経つともうしんどくて、ただただ帰って何もせず横になりたいと思う。長くても3時間。ふとした瞬間にスイッチが切り替わる。そのきっかけは疲労感の蓄積であったり、ネガティブなイメージを連想させる場面に出会したときであったり。エネルギーの絶対値も、精神的な防御力も、かなり弱体化していることを突きつけられる。

慢性的な気分の沈みはなくなった。一日のうちで気楽に過ごせる時間がでてきた。明暗がわかるようになった分、沈み込む時間の苦痛が自覚されるようになった。

一日のうちで1、2回、切り替わる。アップダウンに戸惑いつつ、どこか傍観的に受け入れている。

 

今、私を困らせているのは、突如訪れる鉛のような憂鬱の重たさ。

掻きむしるような不安・焦り・苛立ちはない。

自己否定的な観念も、そこまで強く襲ってくることは無い。

擬音で言えば、ギャーッ!は全然無いけど、ズーンはいっぱいある。

陰性感情の淵に自分を追いつめることがないよう、意識的に過ごしているのもあるし、多分だれかと一緒にいる時間が長いからなんだと思う。

 

息子の存在は大きい。

どうしたって、私はこの子を前に愛しい気持ちにしかなれない。

この愛しさをなんの障害もなく注いでやれない現状に、もどかしさとふがいなさを感じている。